2007年02月19日
アジアのエチレン相場が続落
極東の高値は4周連続の下降
【カテゴリー】:市況(海外)
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 エチレンセンターならびに大手商社筋によると、アジア地域におけるエチレンのスポット価格が先週に入って一段安となっている。
 
 先週の極東の平均CFR価格はトン当たり1,145ドルで、先々週の平均を80ドル下回っている。平均では3週連続の下降となる。高値は1月第3週の1,310ドルをピークに4周連続の値下がりである。
 東南アジアの先週の平均は1,215ドルで、前の週の平均に比べると70ドル下がっている。平均でも4周連続の下降となる。
 
 各商社とも、こうした事態を招いている要因としては(1)韓国・YNCCが増強した年産35万トン能力のエチレンプラントがフル稼動入りしたこと(2)中国の春節入りに伴って同国の誘導品需要が大幅に縮小してきたことの2点が挙げられると指摘している。