2007年02月19日
L-LDPEの内需も前年割れが長期化
フィルム品種の低迷で5ヵ月連続で前年を下回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 ポリエチレンメーカー筋によると、L-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)の1月の出荷数量は国内向け60,400トン、輸出10,000トンの合計70,400トンとなった。
 前年同月の実績に比較すると、国内向けは1.3%減、輸出は11.7%増、出荷合計は0.4%増となる。
 
 この結果、国内向けは5ヵ月連続の前年同月割れとなった。圧倒的多数を占めるフィルム用品種が同じく5ヵ月連続前年割れの1.7%減となったのが響いている。
 一方の輸出は17ヶ月連続の前年同月超えとなった。輸出の伸びで内需の低迷をカバーしている状態が続いているわけ。出荷合計は、小幅ながら3ヵ月連続の前年同月超えとなっている。 低密度ポリエチレン全体の出荷数量に占めるL-LDPEの1月の構成比率は50.9%で、従来とほとんど変動がない。うち国内向けは50.2%、輸出は55.5%となっている。