2007年02月20日 |
日本向けのスポットナフサ価格が続伸 |
先週の契約分は06年9月初旬いらいの高値 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況) 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンター筋の調べによると、日本の商社や石油・石油化学企業が先週中に国際スポット市場で契約したナフサの平均C&F価格はトン当たり579ドル強となった模様。 前の週の平均より同7ドル強の値上がりで、1月第3週の同512ドル弱をボトムに4周連続のアップとなっている。最近では昨年9月第1週の579ドルいらいの高水準である。1年前に比べると40ドル弱高い。 一方の北西欧における先週のCIF価格は同541ドルで、前の週を逆に4ドル強下回っている。原油のスポット相場の小反落に連動するかたちとなっており、このため関係者の中にはC&Fジャパンも今週から来週にかけて下降すると見る向きが多い。しかしその反面、極東地域における需要の拡大を睨んで国際トレーダーの多くが日本をはじめとしたアジア向けの価格を吊り上げる動きに出ている点は無視できないと警戒する関係者も少なくない。 |