2007年02月23日 |
東ソーのエチレン装置の定修スキップが最終決定 |
経産省に続いて厚労省も今年の運転中自主検査を認定 |
【カテゴリー】:経営(原料/樹脂/化成品、環境/安全) 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソー・四日市工場内のエチレンプラントの今年の定修スキップがこのほど正式に決定した。経済産業省が高圧ガス保安法に基づく運転中の保安自主検査を昨年11月22日付けで認定したのに続いて、厚生労働省が労働安全衛生法に基づくボイラーの運転中自主性能検査をこのほど認定したことによるもの。 この結果同社は、同工場内の年産493,000トン(定修スキップ年は527,000トン)能力のエチレンプラントの運転を向こう1年間停止することなく自主検査によって同プラントの保安の確保を図っていくことになる。 同社のほか、旭化成ケミカルズも同様の認定を受けて水島工場内の同443,000トン(同504,000トン)能力のエチレンプラントの今年春の定修をスキップすることにしている。また、三菱化学も鹿島事業所の同453,000トン(同491,000)能力のエチレン第2号機について、今年の定修スキップの認定を申請中。 三菱化学の定修スキップも認められると、今年中に定修のため運休するエチレンプラントは3月26日から4月25日までの出光興産・千葉の同374,000トン(同413,300トン)装置、6月23日から7月26日までの大阪石油化学・堺の同455,000トン(同500,000トン)プラント、7月21日から8月10日までの三井化学・千葉の同553,000トン(同612,000トン)装置、9月初旬から10月中旬までの住友化学・千葉の同380,000トン(同415,000)設備の計4基となる。なお三菱化学・水島の同450,000トン(同496,000トン)プラントも5月早々から2ヵ月近く運休するが、これは原料多様化のための分解炉の増強工事を実施するためのもの。 |