2007年02月26日
アステラス製薬、欧州で免疫抑制剤「FK506 徐放性製剤」販売承認へ
【カテゴリー】:ファインケミカル(海外、新製品/新技術)
【関連企業・団体】:アステラス製薬

 アステラス製薬は26日、同社が販売承認申請中の免疫抑制剤「FK506 徐放性製剤」(一般名:タクロリムス)について、欧州医薬品審査庁(EMEA)の科学的評価委員会(CHMP)がこのほど承認勧告を採択したと発表した。

 同勧告により、今後約2カ月半後には欧州委員会で正式な販売許可が受けられる見通しとなった。

 本剤の適応症は「新規腎移植および新規肝移植成人患者における拒絶反応の予防」および「成人患者における、他の免疫抑制剤で治療できない種々の臓器での拒絶反応の治療」となっている。
 
 プログラフの有効成分であるタクロリムスを含有する1日1回投与の徐放性製剤のため、1日2回の既存製剤よりも服用回数を減少させることができ、長期にわたる移植臓器のさらなる保護効果も期待できる。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1172453013.pdf