2007年02月27日
三井化学、インド・デリーに駐在事務所
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は27日、インドのデリー市内にインド駐在事務所を開設したと発表した。同日開所式を行った。エラストマー事業の市場開発支援の加速、全社横断的なインド市場調査・市場開発支援・インド各州の事業環境調査等を行うため設置したもので、インドでは初拠点となる。
 
 組織上は、シンガポールに本社を置く100%出資の三井化学シンガポール社(本年4月1日に「三井化学アジアパシフィック」社に改称予定)内に設置する。

【インド駐在事務所の概要】
(1)名称 : 三井化学シンガポール社 インド駐在事務所
(2)役割 : エラストマー製品(タフマーR)の市場開発支援およびその他事業の市場調査・市場開発支援・事業環境調査 等
(3)設立年月日 : 2006年11月13日
(4)人員体制 : 駐在員2名・他3名 計5名
(5)所在地 :デリー市サケット

 エラストマー事業では、タフマー(R)(α—オレフィンコポリマー)を中心に自動車や包材用途を主とした市場開発支援を行う。タフマー(R)は、主に熱可塑性汎用樹脂の改質材や軟質成型材料として使用される製品で、三井化学は現在同分野では世界トップレベルのシェアを占めている。急速に拡大するインド市場での事業活動を強化し、このシェアの維持および拡大を目指す。

 さらに、エボリュー(R) (メタロセン直鎖状低密度ポリエチレン)・PTA・電材製品等のインド市場開発支援、およびポリプロピレン(以下PP)自動車材の需要拡大に対応するためPPコンパウンド等の現地事業化に関わる支援を行う。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1172547770.pdf