2007年02月27日
石化用ナフサの1月の輸入通関価格46,622円
前月を2,493円、前四半期の平均を500円上回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況)
【関連企業・団体】:なし

 財務省が27日に集計した1月の輸入通関速報によると、石油化学用ナフサの1月の総輸入数量は245万8,138キロリットル、総輸入金額は1,146億378万3,000円となった。1キロリットル当たりの加重平均価格は46,622円となる。
 
 平均単価を前月(昨年12月)の速報単価に比べると同2,493円(5.6%)高い。4ヵ月振りの反騰である。わが国の商社や石油・石油化学企業が昨年11月から12月にかけて国際市場で契約した1月着分の価格がスポット玉の反騰で過去2ヵ月分を上回ったことによる。前年同月の輸入価格に比較すると同3,717円(8.7%)高い。
 昨年第4・四半期の輸入価格に対比すると同500円(1.1%)の値上がりとなる。これを基準にした場合の国産ナフサ価格は同48,600円ということになる。
 
 一方の輸入数量は前月を2.0%、前年同月を5.7%上回っている。最も多かったのはサウジアラビア品の710,837キロリットルで、前年同月の2.1倍となっている。以下にはUAE品の240,575キロリットル、韓国品の227,052キロリットル、クウェート品の209,217キロリットル、インド品の178,189キロリットル、シンガポール品の168,263キロリットル、カタール品の144,279キロリットルなどが続いている。