2007年03月01日
ナフサのMOP/J、2月の平均は581ドル
原油に連動、1月の平均を9%強上回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の商社や石油企業さらには石油化学企業等が2月中に国際市場で契約したナフサのC&F価格の平均はトン当たり約581ドルとなった模様。

 1月の平均価格は同531ドル半ばであったと見られるので、2月平均価格は同49ドル半ばの値上がりということになる。率にしておよそ9.3%の上昇となる。
 これには、原油の国際スポット相場の上昇が大きく影響している。WTIの2月の平均はバレル当たり59.4ドルで、1月の平均に比べると同5ドル強のアップとなっている。率にすると9.3%であり、ナフサのアップ率はWTIのそれと一致している。

 2月中旬以降は原油もナフサもスポット相場が一段と上昇、直近のナフサの契約価格の日本着値は同610ドル半ばとなっている。このままいくと、3月の契約の平均価格は2月をさらに大きく上回ることになる。