2001年07月16日 |
PSPシートの出荷、6月は再び前年割れの1万910トン |
上期合計は前年の6.2%減の6万1,100トン |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:三菱化学、三菱化学フォームプラスティック |
発泡スチレンシートの6月の出荷数量は1万910トンとなった。前年同月の実績(1万1,170トン)の2.3%減ということになる。5月の総出荷数量は7ヵ月振りに前年同月を上回ったが、わずか1ヵ月で再び前年割れとなった。 品種別の内訳は、トレー原反用が引き続き不調の単体用が前年同月比5.9%減の7,620トン、ラミネート丼用が好調を維持しているラミネート用が同7.2%増の3,290トンとなっている。ラミ用が伸びを持続してはいるものの、絶対量が大きい単体用の縮小をカバーするまでには至らず、トータルでは再びマイナス成長となったわけ。 この結果、今年上期(1~6月)の総出荷数量は6万1,100トンとなった。前年同期の実績を6.2%下回っている。他のプラスチック製品以上の縮小だが、これには三菱化学フォームプラスティックの同製品分野からの撤退もあるていど影響していると見られる。 うち、単体用は前年同月比12.1%減の4万980トン、ラミネート用は同8.6%増の2万120トンとなっている。もっとも、単体用の中でも、比較的付加価値が高い弁当用や納豆用などの一般原反用の出荷は同1.3%増の1万2,330トンとなっている。 |