2007年03月06日 |
住商、三菱商事などのCDMプロジェクト承認、経産省 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:住友商事、三菱商事 |
経産省は6日、住友商事、三菱商事、中国電力、日本カーボンファイナンス社から申請のあったCDM(クリーン開発メカニズム)プロジェクトが政府承認されたと発表した。 【住友商事】 ◇申請者 :住友商事 ◇実施国 :インドネシア ◇プロジェクト名 :インドネシア・ランプン州におけるタピオカでん粉製造排水からのメタン回収・利用プロジェクト。 ◇プロジェクトの概要 :タピオカでん粉工場に密閉型の嫌気性排水処理・バイオガス抽出システムを導入し、回収したバイオガスで5MWの発電を行う。 ◇CO2排出削減量予測 :年間28万トン。 【三菱商事】 ◇申請者 :三菱商事 ◇実施国 :中国 ◇プロジェクト名 :中国河北省の鉄鋼プラントに廃圧回収システムを設置し発電する。 ◇プロジェクトの概要 :炉頂圧回収タービン(TRT)設備を製鉄所の高炉2基に設置し、現在廃棄している炉頂圧を使用して電力を発生させる。 ◇CO2排出削減量予測 :年間14.5万トン。 【中国電力】 ◇申請者 :中国電力 ◇実施国 :ブラジル ◇プロジェクト名 :サウスイースト・カエテ工場バガスコジェネレーション・プロジェクト。 ◇プロジェクトの概要 :砂糖工場に設置されるバガスコジェネレーション設備の容量を拡大することにより、余剰電力の国家送電網への売電が可能となり、化石燃料を利用する火力発電所からの電力供給の抑制に貢献する。 ◇CO2排出削減量予測 :年間3万トン。 【日本カーボンファイナンス】 ◇申請者 :日本カーボンファイナンス ◇実施国 :インド(5件) ◇プロジェクト名 :エネルコン・インディア社における風力発電プロジェクト。 ◇プロジェクトの概要 :カルナタカ州など5カ所に30-73MWの風力発電設備を新設し、運営する。 ◇CO2排出削減量予測 :プロジェクトごとに年間4.4万トンー17.7万トン。 |