2007年03月08日
日化協・第8期「長期自主研究(LRI)」研究課題の募集開始
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:日本化学工業協会

 日本化学工業協会では、「人の健康や環境に及ぼす化学物質の影響」に関する研究を支援するため、ICCA(国際化学工業協会協議会)の主導のもと「長期自主研究(LRI:The Long−range Research Initiative)」 の2007年・第8期研究課題の募集を開始した。
 
 助成対象となる研究分野は、「内分泌かく乱物質」「神経毒性」「化学発がん」「免疫毒性(過敏症)」の4分野で、応募締切りは5月7日となっている。

 化学物質の安全を確保していくため、世界中の化学産業が一体となって化学物質や健康・環境に関する科学的知識を広げ、試験法の開発や製品管理能力の向上を図っていこうというもので、欧米では1999年、日本では2000年から「長期自主研究(LRI)」活動をスタートさせた。
 
 LRIの研究助成は、科学的な原理の探求やその実際的な応用に関する研究に対して行われ、募集する研究課題は、
 
 (1)広く不特定の化学物質の安全性問題をカバーすること、
 (2)多くの会員企業のレスポンシブル・ケア(RC)活動に役立つもの、
 (3)政策決定を支援する情報を提供しうるものであること、としている。 

 応募のあった研究課題は、委員会で書類審査と面接によって採択を決めるが、今期は約30課題を採択する予定。
 
 応募希望者は、LRI専用ホームページ(http://www.j-lri.org/)にある「研究課題提案書」をダウンロードして必要事項を記入し、そのハードコピーおよび電子情報を5月7日までに日化協・LRI事務局宛てに郵送してほしいと事務局ではいっている。

 問い合わせは日本化学工業協会広報部(Tel:03-3297-2555、Fax:03-3297-2615)
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1173267948.doc