2007年03月08日
ポリオレフィンフィルムの出荷は1月も不調
3品種合計が4ヵ月連続の前年同月割れに
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィンフィルム工業組合

 日本ポリオレフィンフィルム工業組合が8日に集計したところによると、同組合加盟のポリオレフィンフィルムメーカー177社の1月の総出荷数量は50,690トンとなった。
 
 前年同月の実績は当時の加盟企業180社合計で58,892トンであったので、今年1月は13.9%減ということになる。これで4ヵ月連続の前年同月割れとなった。
 
 うちLDPEフィルムは33,034トンで前年同月比13.7%減、HDPEフィルムは16,353トンで同14.7%減、IPPは1,300トンで同10.5%減となっている。LDPEフィルムとOPPはともに4ヵ月連続の、またHDPEフィルムは5ヵ月連続の前年同月割れである。
 いずれも、主要ユーザーの食品メーカーの要請による薄肉化の進展が少なからず作用していると見られる。また、HDPEフィルムの減少には大手スーパーによるレジ袋の有料化が強く影響しているのではないかと見る無機が多い。
  
 なお、06年の総出荷数量はLDPEフィルムが前年比0.7%増の504,411トン、HDPEフィルムが同0.8%減の267,353トン、IPPが同3.9%減の18,605トン、合計が同横並びの790,369トンであった。