2007年03月09日
中央化学、発泡PP製の新容器を開発
軽量の高耐熱品種としてサンプル配布
【カテゴリー】:新製品/新技術(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:中央化学

 プラスチック製食品容器の総合メーカーである中央化学はこのほど発泡PP製の食品用新容器を開発、サンプル配布を開始した。これは、既存の製品が2倍前後にとどまっていた発泡倍率を3倍に引き上げて容器全体の重量を約20%軽減するのに成功したもの。
 
 スーパーやコンビニ等の量販店の間で年々高まってきている食品用プラスチック製容器の軽量化ニーズに適合、加えて耐熱性能が110〜120℃と高いので電子レンジでの使用が可能な点も今回開発した製品の大きな強みだと同社では説明している。
 
 同社騎西工場内に発泡からシーティング、さらには真空成形にいたるまでの一貫生産体制を整えて早期本格企業化を目指しているところ。設備能力は年産2,400トン。既存の2倍発泡製品を順次新製品に切り替えていく考え。