2007年03月15日 |
PSPの出荷、2月も前年同月を下回る |
主力のトレー反が再び前年を割り込む |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会の集計によると、同シ−ト(PSP)の2月の総出荷数量は8,250トンとなった。前年同月の実績を4.0%下回っている。1月が前年同月比2.9%減となったのに続いて2ヵ月連続の前年同月割れとなった。 これは、ラミネート丼向けと一般反向けの需要がともに前月に続いて不振であったのと、最大消費品種のトレー反用がわずか0.6%ながら2ヵ月ぶりに前年同月を下回ったことによるもの。特にラミネート丼向けの11.8%減が大きく影響している。また、全品種にわたっての薄肉化の進展も少なからず作用していると見られる。 この結果、PSPの過去1年(昨年3月から今年2月まで)の総出荷数量は113,200トンとなった。前年同期を1.8%下回っている。PSPメーカーならびに加工企業の多くは、食品用トレーをはじめとした加工製品全体の薄肉化が最大の要因と指摘分析している。 PSPの2月の出荷実績と過去1年の累積は以下の通り。左が2月、右が累計。かっこ内は前年同月比と前年同期比。 ▽トレー反 3,480トン(99.4%) 48,120トン(98.8%) ▽一般反 1,950トン (97.5%) 24,890トン(97.5%) ▽小計 5,430トン(98.7%) 73,010トン(98.4%) ▽ラミ丼 2,100トン(88.2%) 30,950トン(100.0%) ▽ラミ一般 720トン(101.4%) 9,240トン(91.6%) ▽小計 2,820トン(91.3%) 40,190トン(97.9%) ▽合計 8,250トン(96.0%) 113,200トン(98.2%) |