2001年07月13日 |
フラットヤーンの出荷、1~5月累計は前年並み |
インサイダー分は縮小、アウトサイダー分が増加 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
日本フラットヤーン工業組合の集計によると、PP製ならびにHDPE製のフラットヤーンの今年1~5月の出荷合計は、前年同期の実績を1%上回るにとどまった。この中では、インサイダー分が4%減と縮小、反面、アウトサイダー分が21%もの大幅増となっている点が注目される。 同製品の1~5月の総集荷数量は2万3,195トンとなっており、樹脂別の内訳は、PP製品が前年同期比97%の9,882トン、HDPE製品が同103%の1万3,313トンとなっている。 一方、これをインサイダーの出荷分とアウトサイダー(推定)の出荷分とに分類すると、インサイダー分が同96%の1万8,525トン、アウトサイダー分が同121%の4,670トンとなる。 最近はこのように、インサイダーによる製品が前年を割り込み、それをアウトサイダーによる出荷の伸びがカバーするというパターンが定着しつつある。背景は明らかでないが、この傾向はさらに強まるというのが関係筋に共通した見方となっている。 両品種の内訳は次の通り。▽PP製品=インサイダー分7,222トン(前年同期比94%)、アウトサイダー分2,600トン(同106%)▽HDPE製品=インサイダー分1万1,303トン(同98%)、アウトサイダー分2,010トン(同149%)。 |