2001年07月13日 |
BASF、米国アクリル酸7.5万トン工場閉鎖 |
クアンタンに新工場、生産の最適化図る |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:BASF |
ドイツBAFS社は13日、米テキサス州フリーポートにある3つのアクリル酸製造工場のうち1つを閉鎖すると発表した。北米でのアクリル酸生産の最適化を図るための決定だとしている。 BASFの北米でのアクリル酸生産能力は36万トンだが、今回閉鎖するのは20年間操業を続けてきた7万5,000トンの工場でこの分の能力が減少する。 同社は1997年、NAFTA市場への供給と、アジアや南米向けの輸出拠点とするため、フリーポートのアクリル酸製造能力を2倍に拡大した。しかしマレーシア・クアンタンのアクリル酸工場が2000年から操業を開始、さらにブラジルのグアラティングエタでも今年末にブチルアクリレート工場が稼動する。これに伴いフリーポートでの生産能力を縮小することにした。 |