2002年05月13日
SPDC、香港向けPEの5月の価格を40~50ドル引き上げ
東南アジア地域向けも640ドルがらみに再修正
【カテゴリー】:市況
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 サウディ石油化学(SPDC)は、かねてから香港や中国のL-LDPEの需要家筋と間で5月分の価格交渉を進めてきたが、このほど香港のディーラーや加工メーカーとはトン当たり40~50ドル追加値上げすることで合意した。同社のオファー通りの価格での決着となった。
 
 これに伴い、香港着のトン当たりの価格(CFR)は高透明グレードが650ドル、汎用グレードが640ドルとなる。
 中国との交渉はまだ決着していないが、SPDCでは香港向け同様に4月を同40~50ドル上回るところまで引き上げたい意向。
 
 一方、東南アジア市場向けも同社の要求が通り始めており、同640ドルが大勢を占めつつある。