2007年03月22日
旭硝子、ロシアに世界最大のフロートガラス製造窯増設
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:旭硝子

 旭硝子は22日、ロシアにおけるフロートガラスの需要拡大に対応するため、約135百万ユーロ(約210億円)を投資し、世界最大の製造窯(日産能力:1000トン)を設置すると発表した。ロシアでは4基目の窯で、本年第2四半期に着工し、2009年初めに量産開始の予定。
 
 ロシアでは、子会社グラバーベル社(本社:ベルギー)が1997年に現地のボーグラス社を買収して事業展開しており、2002年にはグラバーベル・クリン社を新設、2005年から量産を開始した。
 
 今回の投資は、高品質フロートガラスではロシア最大の地位を確かなものにするだけでなく、ミラーや高断熱Low−Eガラスなど高付加価値品へのニーズの拡大にも対応するものとなる。

【グラバーベル社の概要】
(1)社名 グラバーベル株式会社
(2)本社所在地  ベルギー、ブラッセル
(3)工場所在地  ベルギー、オランダ、チェコ、フランス、スペイン、イタリア、ポーランド、スロバキア、ロシア
(4)代表者 ジャンフランソワーズ・エリス
(5)資本金 199百万ユーロ(約270億円)
(6)株主  旭硝子100%
(7)営業品目  建築用板ガラス及びその他産業用加工ガラス
(8)設立  1961年(旭硝子資本参加 1981年)
(9)従業員数  約10,700人(2006年12月末)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1174549660.pdf