2007年03月23日 |
日化協、4月に「REACHタスクフォース」発足 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本化学工業協会 |
日化協の冨澤龍一会長(三菱化学社長)は23日、理事会後の定例記者会見で、化学業界が当面している課題や対応について語った。この中で、今年6月から施行される欧州化学規制「REACH」への対応について、関連業界の取り組みを支援するため、4月1日付で新組織「REACHタスクフォース」を発足させることを明らかにした。 REACHは、06年末に法律が成立し、今年6月からスタートする。同協会はこれまで、日本と欧州に「日化協REACH対応協議会」を設置し、日化協の意見を反映させるよう活動してきた。しかしREACHの成立後は、REACHによる混乱回避が新たな課題となる。 このため4月1日付で専門家による支援グループ「タスクフォース」を事務局内に設置し、化学業界だけでなく、広く関連産業の対応もサポートしていくことにした。 冨澤会長は「とくに(1)REACHに関する情報の提供(2)国内ユーザーへの対応支援(3)各国関係団体との連携、の3点に力を入れていきたい」と強調した。 同タスクフォースはさっそく4月26日、東京・港区の発明会館に専門家を招き「ワークショップ」を開催することにしている。 |