2007年03月26日
ナフサの国際スポット、なお高止まり
C&Fジャパンの先週の平均はトン630ドル強
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、ナフサの国際スポット価格はアジア向けも西欧向けも依然として高止まりの状態にある。

 日本の商社や石油精製・石油化学企業等が国際スポット市場で先週中に契約したトン当たりのC&F価格の平均は630ドル強で、4週連続の同600ドル台となった。前の週の平均を約2%下回るにとどまっており、3月第1週の平均に対比するとおよそ2%高となる。

 一方の北西欧の先週のCIF価格の平均は同600ドルで、3週間ほぼ同じ高水準に張り付いたままとなっている。しかも、先週半ば以降はC&F/ジャパンと同様に再び強含みで推移している。
 原油のスポット相場と同じく小幅の上下動を繰り返しているものの、なお高水準にあるわけで、エチレンセンターの多くは今後もしばらくこうした状態が続くと予想している。