2007年03月28日
PPフィルムの出荷、1月も前年を下回る
食品包装用が2ヵ月連続で不調
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が28日に集計したところによると、PPフィルムの2月の出荷数量はOPP(延伸PPフィルム)もCPP(無延伸PPフィルム)も前年同月を下回った。
 OPPは18,347トンで前年同月比4.7%減、CPPは11,949トンで同1.0%減となっている。
 うちOPPは、昨年11月と12月が前年同月超えとなったあと一転して2ヵ月連続の前年同月割れとなった。CPPは昨年2月から12月まで11ヶ月連続で前年同月を上回ったあと同じく2ヵ月連続の前年同月割れとなった。

 2月のマイナス成長の要因は、1月同様にOPP、CPPとも最大消費分野である食品包装用の需要が不振であったことにある。OPPの食品包装用は4.8%、CPPの食品包装用は4.1%それぞれ前年同月を下回っている。CPPの場合は工業用が28.2%、繊維・雑貨その他が9.4%それぞれ前年を上回ったが、食品用の落ち込みをカバーするまでには至らなかった。OPPは食品包装用以外も前年を下回った。