2007年03月30日 |
石化品の2月の輸出、多くが再び前年を下回る |
PTAやLDPEが大幅減、エチレンやANは大幅増 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
財務省が30日にまとめた2月の輸出通関統計によると、主要石油化学製品の2月の輸出数量は多くが前年同月を下回るかたちとなった。 1月は合計25品目のうち16品目が前年同月を上回ったが、2月に前年同月超えとなったのは9品目だけで、昨年下期と同じ状態に戻った。 もっとも、これには最大の仕向け国の中国の需要家の多くが1週間にわたって春節休暇を取ったことが少なからず作用しているので、一時的な現象と受け止める向きが多い。 前年を下回った製品の中では、MDIの34.5%減、PTAの32.9%減、TDIの31.8%減、LDPEの25.6%減などが目立つ。 反面、前年同月を上回ったものでは、フェノールの3.33倍、エチレンの2.17倍、ANの2.09倍などが特に目を引く。合成樹脂はHDPEの17.1%増とPPコポリマーの3.7%増を除いてほとんどが前年を下回っている。 主要石化製品の2月の輸出通関数量と1月との合計は別表の通り。 【関連ファイル】 主要石化製品の2月の輸出通関数量と1月との合計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1175242813.xls |