2001年07月11日 |
フラットヤーンの出荷、5月もインサイダーは前年割れ |
安価な輸入品の増加が一段と強く影響か |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
日本フラットヤーン工業組合の集計によると、同組合メンバーによるPP製ならびにHDPE製のフラットヤーンの5月の出荷数量はいずれも前年同月の実績を割り込んだ。アウトサイダーを含めた場合は、HDPEこそ0.9%増と前年並みだが、PP製品は6.2%減となっている。 インサイダーの5月の総出荷数量は、HDPE製品が2,131トンで前年同月比96.5%、PP製品が1,330トンで同90.7%となっている。特にPP製品の落ち込みが大きい。これにアウトサイダーを加えた数量は、HDPE製品が2,481トンで同100.9%、PP製品が1,760トンで同93.8%ということになる。 HDPE製品は4月を除いてたの月はわずかながら前年同月を上回っているが、HDPE製品は2月以降3ヵ月連続のマイナス成長である。 これには、韓国をはじめとしたアジア諸国が安価な製品を積極的に日本に輸出してきていることが一段と強く響いてきていると見られる。 |