2007年04月03日
横浜ゴム、ウレタン防水材の主力商品を環境対応型にリニューアル
【カテゴリー】:新製品/新技術(環境/安全)
【関連企業・団体】:横浜ゴム

 横浜ゴムは3日、建物の防水対策に使うウレタン防水材「アーバンルーフ」シリーズの主力商品「U-8000」をリニューアルし、より環境に配慮した商品に進化させたと発表した。
 
 従来品の特長である優れた耐久性や低比重、レベリング(平らに塗る)のしやすさはそのままに、トルエン、キシレンなどの有機溶剤を取り除いた。刺激臭がほとんどなくなり、安全に作業できるうえ、居住者に近いバルコニーでも安心して使用できる。
 
 下地と防水材を接着させる「プライマーE-100」、防水材の表面を保護する水溶系「トップコートE」を使用すれば、全工程で有害な有機溶剤を使わない環境対応型防水工法が可能。今春から本格販売する。

 環境対応型「U-8000」は、主剤と硬化剤を現場で混合して使う2成分形のウレタン塗膜防水材で、屋上やベランダなどの下地に塗布し、硬化させて防水層を形成する。この主剤と硬化剤の質量配合比が1:1で、一般的な2成分形ウレタン防水材の配合比(1:2)より主剤の割合が高いのが特長。
 
 そのため、主剤の主成分であるポリマーを多く含み、耐久性に優れている。また、ウレタン防水材は比重が1.3(1リットル当たりの重さが1.3キログラム)や1.4のものが主流だが、環境対応型「U-8000」は硬化剤の改良によって比重を1.0に低減した。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=5766