2007年04月05日
積水化学、光学シート用表面保護フィルム生産能力1.5倍に拡大
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:積水化学工業

 積水化学工業は5日、高機能プラスチックスカンパニーがポリエチレンをベースとした光学シート用表面保護フィルムの生産能力増強を決めたと発表した。

 液晶ディスプレイをはじめとするフラットパネルディスプレイ(FPD)にはさまざまな光学特性を有するシートが使用されており、これらの製造・輸送・加工などの各工程で光学シートの性能保持のために各種の表面保護フィルムが利用されている。

 FPD市場は今後引き続き成長すると見込まれるところから、基幹工場である武蔵工場(埼玉県蓮田市)に、今年7月の稼動を目指し新ラインを増設する。これにより、光学シート用表面保護フィルムの生産能力は現在の1.5倍になる。ライン増設の投資額は約20億円。

 積水化学は、同社の光学シート用表面保護フィルム製品の特徴として、次の点をあげている。
(1)低汚染性 :共押出製法のため、素材に対する糊残りが大幅に減少。不純物が少なく、汚染性が低い。
(2)豊富な品揃え :光学シートの種類・材料・表面状態・加工方法にあわせて、さまざまな品揃えを用意。
(3)高度なクリーン性 :クリーンルーム生産により、外部からの異物混入や異物を排除。
(4)環境にやさしい :溶剤を全く使用していない、リサイクルしやすいなど環境配慮型製品である。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1175765687.doc