2007年04月13日 |
産総研とJBA「糖鎖産業技術フォーラム」設立へ |
【カテゴリー】:ファインケミカル(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:経済産業省、バイオインダストリー協会、バイオテクノロジー開発技術研究組合 |
独立行政法人・産業技術総合研究所(産総研)とバイオインダストリー協会(JBA)は今秋、わが国の糖鎖研究を支える中核組織として「糖鎖産業技術フォーラム」を開設することになり、準備を開始した。 糖鎖(Suger Chain)は、グルコースやガラクトースなどの単糖が鎖状に連なったポリマーを形成し、たんぱく質の表面などに結合したもの。細胞間の情報伝達のシグナルとして、がんの転移、ウイルスの感染などにかかわる多様な役割を果たしている。 わが国ではポストゲノムの一つとして、大学、企業の間で糖鎖の研究が盛んで、関連特許の取得、出願件数では世界をリードしているといわれる。「フォーラム」は、会員組織による情報交換の場、勉強会として活動していきたいとしている。 産総研とJBAでは5月16日、産総研臨海副都心センター(別館11階)で、製薬、化学、食品会社など関連企業約100社を招き、準備会合となる「糖鎖産業技術プレフォーラム」を開催する。経産省、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、バイオテクノロジー開発技術研究組合などが後援する。 |