2007年04月16日
PSPの3月の出荷、3ヵ月振りの前年超え
一般反向けの回復が大きく寄与
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会が16日に集計したところによると、同シート(PSP)の3月の総出荷数量は9,690トンとなった。前年同月の実績を0.5%上回っている。
 
 PSPの月間出荷数量が前年同月を上回ったのは、昨年12月に0.1%増となっていらい3ヶ月ぶり。
 最大消費分野であるトレー反向けは0.5%減で2月に続いての前年同月割れとなり、また、ラミネート丼向けも1.1%減、ラミネート一般向けも5.9%減と不振であったが、一般反向けが7.1%増えて3ヵ月ぶりの前年超えになったためトータルでは小幅ながら前年を上回った。
 
 これに伴う昨年4月から今年3月までの1年間の総出荷数量は、113,250トンとなった。前年度の実績を1.1%下回っている。4月から6月にかけての需要不振が大きく響いている。
 ラミネート丼向けは0.2%増でかろうじて前年度を上回ったが、トレー向けはいずれも小幅ながら前年度を割り込んでいる。製品の薄肉化の進展によるところが大きいというのがPSPメーカーに共通した分析となっている。