2007年04月16日 | |
クラレ、環境省認定のケミカルリサイクル「エコトーク」本格稼動へ | |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:クラレ、環境省、クラレトレ−ディング |
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クラレトレーディング(本社:大阪市、木村哲三社長)は16日、環境省から繊維製品を対象に広域認定を取得した、ケミカルリサイクル「エコトーク」リサイクルが近く新日本製鐵、ヤマト運輸の両社と共同で本格稼動すると発表した。 繊維製品全般を対象とした環境省認可は業界初。同社はまずユニフォームからスタートし、その後対象製品を拡大していくことにしている。 「エコトーク」リサイクルは、同社が製造・販売した繊維製品で不要となったものを、民間や官公庁などから回収し、同社のリサイクルセンターで破砕後、新日鐵のコークス炉で「化学原料化法」により炭化水素油・コークス・ガスなどに再商品化・有効利用するシステム。収集と運搬はヤマト運輸が担当する。 繊維製品だけでなくボタン・ファスナーなどの副資材や合成樹脂類も対象にできる、環境省の再生利用認定を取得した高度なケミカルリサイクルプラントを利用している、などの特徴がある。また、同社のWebシステム上で一括運営・管理するため、不要品の回収とリサイクル完了までのトレーサビリティが容易となる。 【「エコトーク」リサイクルの概要】 (1)リサイクル方法:ケミカルリサイクル(コークス炉化学原料化法) (2)特徴: ◇様々な繊維製品を対象とし、製品素材やボタン・ファスナーなどの副資材の制約がほとんどない。 ◇環境省の広域認定を取得。 ◇高度なリサイクルケミカルリサイクルプラントを利用している。 ◇回収からリサイクル完了まで、Webシステムにより一括管理できるため、顧客の手間を省ける。 (3)リサイクル費用: 100円程度/点 (4)回収目標:初年度 約100万点(500トン)、3年後 約300万点(1,500トン) 【リサイクル施設】 (1) 一次リサイクル施設 ◇名称:クラレトレーディング・リサイクルセンター(2006年3月設立) ◇場所:東京都江東区 ◇処理量:約4トン/日 (2)二次リサイクル施設 ◇名称:新日本製鐵 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1176698404.pdf |