2007年04月19日
06年度エチレン生産 766万トンで史上2位、3月大幅増産
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石化協が19日発表した3月の主要石油化学製品生産実績によると、エチレン生産量は前年同月比20%増の68万トンと大幅増加し、誘導品も17品目のうちVCM、MMAモノマー、EGの3品目を除く14品目が前年を上回った。
 
 年度ベースで見ると、2006年度(06年4月ー07年3月)のエチレン生産量は、前年度比1.4%増の768万1,500トンとなる。これは1999年度の772万500トンに次いで史上第2位。

 3月の定修プラントは出光興産・千葉の1プラント、エチレンプラントの稼働率試算は99.5%。昨年は東ソー・四日市、昭和電工・大分、山陽石油化学・水島の3センターが定修年に当たっていた(稼働率は97.4%)。
 
 誘導品の生産では、アクリロニトリルが前年同月比86%増、SBRが同60%増、アセトアルデヒドも同50%増などいずれも大幅増加し、計11品目が2けた台の伸びとなった。内外とも需要が好調な中、各社定修前の備蓄確保に注力しており、これが増産につながった。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1176966844.tif