2007年04月20日 |
旭化成ファーマ、尿中ミオイノシトール測定キット承認取得 |
【カテゴリー】:ファインケミカル(経営) 【関連企業・団体】:旭化成ファーマ |
旭化成ファーマ(本社:東京都千代田区、大江啓社長)は20日、糖尿病確定診断の糖負荷試験が必要な人を簡便に選別できる、尿中のミオイノシトールを測定する新規体外診断用医薬品「ルシカMI」(販売名)の承認を3月28日付けで取得したと発表した。 現在、糖尿病の確定診断は、健康診断などで空腹時血糖が高いと指摘された人に対して、ブドウ糖を飲む前後の血糖値を測定し、空腹時血糖に加えて負荷後の血糖値上昇も併せて見る方法で行われている。 しかし、検査の煩雑さなどのため、年間200万人以上と推定される対象者に対し、実際の検査数は約40万件(2005年)と、実施される割合が低いのが実情。 今回承認取得した「ルシカMI」キットは、酵素法を用いて、これまではガスクロマトグラフィー等の特殊な機器を用いないと測定できなかったミオイノシトールを、通常の生化学用自動分析機で簡便に測定出来るようにした。 ビー・エム・エル社(本社:東京都渋谷区 荒井裕社長)と共同で臨床性能試験を行い承認申請し承認取得した。販売目標として2010年度に1億円を目指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1177058039.pdf |