2007年04月23日 |
東都化成・神戸工場で火災事故、作業員1人がやけど |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:新日鐵化学、東都化成 |
20日午後2時26分、東都化成・神戸工場(神戸市東灘区)のOCN(オルソクレゾールノボラック)プラント付近で火災が発生し、工事会社の作業員1人が重傷のやけどを負った。火は同4時15分ごろ消えた。OCNはエポキシ樹脂の原料で、溶接作業の花火が配管から漏れた可燃性ガスに引火したらしい。 工場は安全上一時停止中。OCNプラントに隣接してエポキシ樹脂年産4万5000トン設備がある。 東都化成(本社:東京都千代田区外神田、安永博社長)は1957年に設立されたエポキシ樹脂専業の大手メーカーで、資本金は4億9000万円(新日鐵化学が100%出資)。神戸市のほか、千葉県袖ヶ浦、兵庫県三田市に工場をもっている。年間売上高約150億円。 親会社の新日鐵化学は23日、事故の概要と今後の対応を次の通り発表した。 <事故の概要> (1)発生日時 : 平成19年4月20日15時26分頃 (同16時15分頃鎮火) (2)発生場所 : 神戸市東灘区住吉浜町 東都化成 神戸工場 OCNプラント(2600トン/年)(3)人的被害 : 工事請負会社作業員1名(下半身・右腕に火傷の重傷) (4)物的被害 : OCNプラント 損傷状況調査中 (5)操業状況 : 現在、安全上 一時停止中 (6)事故発生状況 : 工事に伴う溶接作業の火花が配管から洩れた可燃性溶剤に引火 <今後の対応> (1)再発防止対策 :事故原因を徹底的に究明し、全社を挙げて設備、体制を見直し、再発防止、安全確保に全力で取り組む。 (2)製品の供給 :現在、損傷状況を調査中だが5月1日から予定していた定期修繕を早めるなど、製品供給に支障の出ないよう調整中である。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1177305963.pdf |