2007年04月23日
SPDC、5月のL-Lの対中価格も据え置き
トン1,280〜1,290ドルでオファー
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況)
【関連企業・団体】:サウディ石油化学

 サウディ石油化学(SPDC)は23日、中国の大手樹脂加工企業ならびにディストリビューターとの間で日・サ合弁企業であるサウジアラビア・シャルクのL-LDPE(商品名QAMAR)の5月引渡し分について輸出商談を開始した。

 SPDCでは、価格についてはナチュラルグレードをCFRトン当たり価格1,280ドル、高透明グレードを同1,290ドルとしたい考えだ。いずれも過去2ヵ月と同じレベルに据え置きたい意向。昨年12月から今年2月までの価格に比べると同20ドル高ということになる。

 中国における同樹脂の需要は引き続き好調で、このため、過去2ヵ月以上にわたってアジア地域全体のエチレンのスポット価格が下降してきたにもかかわらず同樹脂の対中輸出各社はいずれも大きな値下げ圧力を受けることなくきている。5月の消費量は労働節による大型連休があるものの、在庫規模が大きくないので、4月とほぼ同じ規模の引き合いになる見通しだ。