2007年04月25日 |
横浜ゴム、ビル防水対策にウレタン塗膜「アーバンルーフUM工法」 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:横浜ゴム |
横浜ゴムは25日、ビルやマンションなどの防水対策のために、より防水性が高まるウレタン塗膜通気緩衝複合防水工法「アーバンルーフUM工法」を開発したと発表した。 従来工法に比べ施工が容易で作業時間を短縮でき、きれいに仕上がるのが特徴。通気緩衝性と防水機能を併せ持つUMシート、シートの継ぎ目に使うジョイントテープなど専用資材の販売を今春から開始する。 防水機能アップのポイントは新開発のUMシート。ウレタン塗膜通気緩衝防水工法では、コンクリートなど下地からの水分蒸発による塗膜のふくれや剥離を防止し、クラック(ひび割れ)による破断を防ぐため、ウレタン防水材を塗布する前に通気緩衝シートを貼る。UMシートは、表層に耐水性のある特殊フィルムを重ね、通気や破断防止機能だけでなく防水性も持たせた。「アーバンルーフUM工法」は、このUMシートとウレタン防水材の2層で耐水性を確保するため、高い防水性を発揮できる。 もうひとつの特徴は、接着剤を不要にしたこと。従来は下地に接着剤を塗ってからシートを貼り付けていたが、接着剤は塗布量やオープンタイムが気温や下地の種類に左右され、扱いが難しかった。 UMシートは裏面に粘着層があり接着剤がいらず、下地にプライマーを塗布するだけですむ。プライマーは接着剤より塗りやすくオープンタイムの管理が容易で、シートを貼る際もしわがよりにくい。その結果、簡単に短時間でシートが貼り付けられるようになった。重ねても段差が目立たたないため、仕上がりもきれいになる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=5844 |