2007年04月27日
輸入ナフサの1〜3月期の平均価格は46,800円
前期比700円高、前年同期比は2,700円高に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況、実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 財務省が27日に集計した3月の輸入通関速報によると、石油化学用ナフサの3月の総輸入数量は229万1,314キロリットル、総輸入金額は1,093億5,090万円となった。1キロリットル当たりの加重平均価格は47,724円となる。
 
 3月の平均CIF価格を2月に比べると1,644円(3.6%)高となる。前年同月に対比すると2,530円(5.6%)高い。国際スポット市場における1月から2月にかけての契約価格が反騰したことによる。
 
 この結果、1月から3月までの3ヵ月の総輸入数量は700万481キロリットル、総輸入金額は3,276億8,52万7,000円となった。1キロリットル当たりの平均価格は約46,800円となる。
 前期(06年10〜12月期)に比べると700円(1.5%)の値上がりとなる。前年同期に対しては2,700円(6.1%)アップとなる。
 
 これに伴い、1〜3月期の国産ナフサの基準価格は48,800円となる。前期を同じく700円上回る。続く4〜6月期の輸入価格はさらに大幅なアップが避けられそうにない。このため最近のエチレンセンターの多くは、同期の国産ナフサ価格が5万6,000〜5万7,000円に跳ね上がると予想している。