2001年12月15日
「第4回内分泌撹乱化学物質国際シンポ」が開幕
初日はパネルディスカッションも開催
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:環境省

 環境省主催の「第4回内分泌撹乱化学物質問題に関する国際シンポジウム」が15日午後1時からつくば国際会議場で3日間の日程で開幕した。
 今回のシンポジウムのテーマは「環境の世紀における化学物質~内分泌撹乱化学物質に対する多面的なアプローチ」。同シンポジウムは、一般市民向けセッション(15日)と専門家向けセッション(16日と17日)の2部で構成され、一般市民向けセッションでは、川口順子・環境相の挨拶に続いてボー・ヤンセン・ストックホルム大学教授がPOPs-残留性有機汚染物質問題について特別講演し、その後で「第一部・わが国の取り組みの現状」、「第二部パネルディスカッション」の二つのプログラムが消化された。
 開幕に当たって川口大臣は「環境ホルモン問題は、人類の未来に対する影響が懸念されている問題だけに、適切な対応が重要な課題となっている。現在はまだ未解明なことがらも多く、また試験法も確立できておらず課題が多い。こうした中では、多くの人々がこの問題について認識を深め、身近な問題としてとらえていくことが大切であり、今回のシンポジウムがお役に立つことを期待している」とのべ、盛んな拍手を浴びた。