蘇州のプリント配線用感光性フィルム工場全景

　日立化成工業は8日、中国子会社の日立化成工業(蘇州)有限公司(本社：江蘇省蘇州市）が約30億円をかけて建設中だった、プリント配線板用感光性フィルム年産約5千万平方メートルの工場を完成し、量産化を開始したと発表した。

　日立化成は、感光性フィルムの生産拠点を日本、中国(東莞)、マレーシア、スリット加工拠点を中国(東莞、煙台)、香港、台湾、韓国、マレーシア、オランダに持ち、世界トップシェアを有している。

　今回の蘇州工場新設で、中国での生産能力は年産約1億5千万平方メートルに増えた。今後、製品の納入は華東地区へは蘇州、華北地区へは煙台、華南地区へは東莞からそれぞれ行うが、品質面だけでなく、技術サービス面、納期面でも有利な体制が構築できたとしている。
　
【日立化成工業(蘇州)有限公司の概要】(2007年3月末現在)
（1）社名　：日立化成工業(蘇州)有限公司
（2）所在地　：中国江蘇省蘇州市蘇州工業園区興浦路198号
（3）資本金　：2千万米ドル
（4）株主　：日立化成工業 100%
（5）代表者　：董事長 兼 総経理 佐藤洋三
（6）従業員　：250名
（7）事 業 内 容：半導体用封止材及び、プリント配線板用感光性フィルムの製造、販売
（8）今回投資額　：約30億円
（9）生産能力：感光性フィルム 年産約5千万平方メートル、半導体用封止材同約6千トン
（10）本格稼動　：感光性フィルム 2007年5月より

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1178597828.pdf

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