2007年05月09日
日東電工と三菱レイヨンが技術開発会社設立
将来の水処理事業の統合を視野に膜技術を開発
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:三菱レイヨン

 日東電工と三菱レイヨンは9日、水処理膜技術の開発会社を米国に設立することになったと発表した。
 新会社名はKathydTechnology,LLC(カシッドテクノロジー)。所在地は米・カリフォルニア州オーシャンサイド市。資本金は100万USドル。出資は日東電工の子会社の米国HYDRANAUTICSと米国三菱レイヨンの2社。出資率は各50%。設立日は今年6月1日。代表者は、日東電工メンブレン事業部長兼HYDRANAUTICS CEOの菊岡稔氏と、三菱レイヨン・エンジニアリング取締役アクア事業部長の寺倉正人氏。
 
 新会社の設立は、両社の水処理事業の将来の統合を視野に置いて先ずは水処理膜の技術を共同で開発することにしたもの。海水淡水化前処理用および膜分離活性汚泥処理などの排水処理用MF膜モジュールの開発と、新会社で開発したMF膜とRO膜とを組み合わせた実用化技術の開発が主眼。5年後に100億円の売上げを目指すとしている。