日本化学工業協会はこのほど、全国高等学校向けに“食”をテーマとした家庭科用教材「知っておきたい食べ物の話　クイズと写真とイラストで知る食生活の科学と文化」(B5判、52ページ)を発行した。食をテーマにした家庭科用教材の発行は同協会では初めて。

　食の安全・安心に関心が集まるなか、正しい食の知識や文化、役割を学ぶ“食育”の重要性が各方面から指摘されている。実際、中高生のなかには、無理なダイエットや欠食をしたり、野菜や魚の名前を知らないなど、食育が十分とはいえない状況が多く見られる。
　
　そこで日化協では、食べ物を科学的に正しく理解し、豊かな食生活を送ってもらおうと、本教材を発行した。実践女子大学の田島眞、千葉大学の石井克枝両教授に監修を依頼し、都立武蔵丘高等学校教諭の渡辺真理子氏らの協力を得た。

　本教材では「バランスのよい食事」、「規則正しい食事と生活リズム」、「情報にふりまわされない」の3点がとくに重要との観点から、クイズやイラストを使って正しい食事のあり方を紹介した。
　
　本教材はすでに全国約5,500の高等学校に1部ずつ配布したが、「ほかにも希望があれば、先着順に無料発送します」と同協会ではいっている。

【教材の概要】
　◇教材名:　「知っておきたい食べ物の話　クイズと写真とイラストで知る食生活の科学と文化」
　◇体　裁　:　B5判カラー、52ページ(本文48ページ)
　◇監　修　:　田島　眞・実践女子大学教授、石井　克枝・千葉大学教授
　◇企画・編集:　教育図書株式会社
　◇発　行　:　社団法人　日本化学工業協会
　◇価　格　:　無料
　◇問合せ窓口: 日本化学工業協会　広報部(Tel:03-3297-2555)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1178862017.doc

---