2001年07月06日 |
JRCC、“生活者対話”を拡充へ |
学生団体とも環境対話の実行を計画 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:積水化学工業、環境省、キリンビール |
日本レスポンシブル・ケア協議会(JRCC)は、かねてからわが国の化学業界が環境保全や安全確保に積極的に取り組んでいる実態を広く世間一般に周知させるためのコミニュケーション活動にも力を入れているが、今年度はコミニュケーションの対象をさらに大きく広げていくことになった。 主眼は、コンビナート地域を中心とした地域社会との対話集会の拡充に置いていく考えで、今年度は8ヵ所での集会を計画して準備を進めているが、それに加えて、消費者団体との対話集会の拡大と、学生団体との対話集会の新規開催も合わせて実現していきたいとしている。 消費者団体との対話集会の一つとしては、全国消費者団体連絡会との会合を7月25日に実施することにしている。加えて、消費科連合会との対話集会の開催も検討中である。また、新規対話として、国際経済商学学生協会との間で9月に東京で、また12月には大阪で環境問題に関する対話集会を開く方向で関係筋と調整に乗り出している。社会全体に正しい知識と認識を浸透させると同時に、化学業界全体がより充実した環境・安全対策を効率よく展開していくための参考意見を広く各方面から吸収していくことも狙ってのもの。 なお、JRCCでは、会員の交流と相互啓発も重要課題に掲げており、その実現策の一つとして7月11日に、国立環境研究所の中杉センター長の講演会と会員の情報交換会を開催する。また、8月9日には、環境省、キリンビール、積水化学工業から講師を招いて環境報告書の意義と作成についての勉強会も開く。 |