2007年05月21日
住友化学、エチレンー酢ビ系共重合体エマルジョン 10%値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:住友化学

 住友化学は21日、エチレンー酢酸ビニル系共重合体エマルジョンの価格改定を実施するため、需要家との交渉に入ると発表した。

 対象製品は「スミカフレックス」、「スミエリート」で、6月1日出荷分から現行価格の10%値上げする。

 同社は、原料価格の高騰による採算是正を図るため、過去、数回にわたり同エマルジョンの値上げを実施してきた。しかしなお採算是正は十分でなく、加えて、本年第2四半期以降、ナフサ価格の急騰により、主原料であるエチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル等の各種モノマー価格も高騰している。
 
 またPVA等の副原料の価格も高騰しており、ユーティリティコスト、物流費の上昇も影響して、事業採算の悪化は深刻となっている。このため前回の未達分も含めて、再度の価格改定が必要と判断した。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1179741683.pdf