2007年05月23日 | |
スチレン工業会が国際会議を開催 | |
環境問題に関する情報を活発に交換 | |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
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日本スチレン工業会は23日、同協会が17〜20日に東京で開催したISIF(インターナショナル・スチレンインダストリー・フォーラム)の国際会議「ISIF東京」が盛況裡に閉幕したことを明らかにした。 ISIFは、スチレンの安全衛生性やそれに係わる法規制およびポリスチレンのリサイクル等の環境問題に関する情報交換を目的に1996年に組織されたもの。メンバーは日本スチレン工業会、米・SIRC(スチレンインフォーメーションリサーチセンター)、欧州SSC(スチレンステアリングコミッティー)で構成され、ほぼ毎年一度会合を開いて環境問題に係わる様々な情報を交換してそれぞれの活動の的確な展開に役立てている。 日本での合同会合の開催は今回が初めて。会議には、同協会の加盟企業をはじめダウケミカル、BASF、シェルケミカル、NOVA、LG化学、中国・SINOPECなどの代表合計50人が参加、安全衛生問題やリサイクル問題の現状と課題ならびに今後の展望等について活発に情報と意見を交わした。GHSやREACHへの取り組みについても意見が交換された。また、経済産業省の関係部局の幹部も出席してわが国おける化学物質の安全確保に関する行政施策を披露して各国の注目を集めた。 閉幕に際しては、これまで以上に緊密に連携して衛生安全問題やリサイクル問題等に関する情報を交換していくことを確認、次回は中国を有力候補地として開催準備を進めていくことで意見の一致をみた。 |