2007年05月24日 |
昭和電工、光硬化性材料の新製品「カレンズMOI・EG」を開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術(ファインケミカル) 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は24日、主に液晶ディスプレーや半導体等の電子材料分野に使用される光硬化性材料「カレンズ」シリーズの新製品「カレンズMOI・EG(エムオーアイ・イージー)」を開発したため、7月からサンプル出荷を開始すると発表した。 同社は「カレンズMOI」や「カレンズAOI(エイオーアイ)」など、独自のイソシアネートモノマー(注)を販売してきたが、新製品の「MOI・ EG」を加えた。2010年には「カレンズ」シリーズの売上高を3倍の約20億円に増やす計画。 「カレンズMOI・ EG」は、独自の分子設計技術によって開発したもので、従来品の「カレンズMOI」と比較した場合の特徴は次の通り。 (1)柔軟性と強度という相反する性質を両立。破断強度は同等で破断伸びは4.5倍。 (2)ガラス、金属等への密着強度が5倍。 (3)硬化性は同等を維持しつつ、硬化収縮は約6割に抑制。 これらの特長により、従来の液晶ディスプレーや半導体等の電子材料分野だけでなく表面コーティング剤や粘・接着剤など、幅広い分野での使用が期待されている。 同社は、5月30日開催予定の高分子学会で同製品の概要を発表する。 (注)独自のイソシアネートモノマー:さまざまな物質と容易に反応するイソシアネート基(−N=C=O)と、重合性基とが同じ分子内に存在する昭電独自のモノマー。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1179972945.doc |