2007年05月30日 |
昭和電工、肌荒れ防止に効果「水溶性ビタミンE誘導体」販売開始 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は30日、新しい化粧品原料として水溶性ビタミンE誘導体「TPNa」(ティーピーエヌエイ=ビタミンEリン酸ナトリウム)の本格販売を開始すると発表した。 同社はこれまで、美白化粧品用のビタミンC誘導体を中心に化粧品用原料事業を展開してきたが、新発売する「TPNa」は、とくに「肌あれ防止効果」に優れている。現在10億円の化粧品用原料の売上高を、2010年には25億円に拡大する予定だ。 ビタミンEは、紫外線によって発生する活性酸素等を除去し、肌の脂質の酸化を防ぐ効果がある。 しかし、これまでは、 ・ 化学的に極めて不安定であり、容易に酸化されて、その効果が損なわれる、 ・ 油状なので化粧品へ配合しにくい、などの欠点があった。 今回販売するビタミンE誘導体「TPNa」は、独自に開発した構造により、 (1) 水に容易に溶け、化粧品へ配合しやすい、 (2) 経皮吸収されやすく、皮内において迅速にビタミンEに変換される、 (3) 化学的に極めて安定している、などの特徴を持っている。 このため、肌の脂質の酸化を防ぐだけでなく、優れた保湿効果・抗炎症性を発揮し、肌あれへの予防効果が期待できるとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1180488349.doc |