2007年05月30日 | |
三井化学「環状オレフィンコポリマー」増設へ、大阪に新プラント | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三井化学 |
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三井化学は30日、非晶性で光学特性に優れた環状オレフィンコポリマー「アペル」(商品名)の需要増大に対処するため、約60億円をかけて大阪工場に年産3,000トンの新プラントを建設すると発表した。完成は2008年5月の見込み。既存の岩国大竹工場の3,400トン設備と合わせて、年産6,400トン能力となる。 <新設計画の概要> (1)製品 : 環状オレフィンコポリマー (2)商標 : アペル(R) (3)製造設備 : 三井化学 大阪工場内(大阪府高石市) (4)生産能力 : 3,000トン/年 (5)技術 : 自社技術 (6)総投資額 : 約60億円 (7)スケジュール : 営業運転開始 2008年5月 「アペル」は屈折率が高く複屈折が小さいという特徴から、DVD のピックアップレンズやカメラ付携帯電話用レンズを中心に情報電子関連分野の光学材料として需要が急拡大している。 また、防湿特性を活かしたPTP(Press Through Package:錠剤の包装パッケージ)、収縮性を活かしたシュリンクフィルム等の機能性包装材料分野でも需要は大幅に伸びており、今後これらの市場では年率20%を越える伸長が見込まれている。 同社は新プラント建設に合わせて新規用途開発のための工業化研究設備を併設し、生産技術開発・市場開発の強化を図る。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1180507190.pdf (英文) http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1180507190.pdf |