2007年06月04日
旭化成ケミカルズ、アンモニア系製品値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:旭化成ケミカルズ

 旭化成ケミカルズは4日、アンモニアと硝酸の価格改定を実施すると発表した。6月18日出荷分から、アンモニアは1キログラム当たり15円、硝酸は同5円値上げする。

 国産ナフサは02年1Qのキロリットル19,300円から06年3Q、54,100円にアップしたため、昨年はアンモニア、硝酸ともに4次値上げを実施した。しかし、その後もナフサの高騰は止まらず07年3Q以降は60,000円以上に達する見込みとなっている。
 
 加えて、原燃料高騰による物流費と工場用役費のアップ及び生産設備の老朽化に対する維持投資の増加により、アンモニア系製品の事業収益はさらに悪化し続けている。

 このため、前回までの値上げ未達分と06年3Q以降のナフサ高によるコストアップ分、及び物流コストのアップと生産設備の老朽化に対する維持投資の増加分を合わせた値上げを実施し、収益改善を図るとしている。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1180945725.pdf