2007年06月04日 |
スポットナフサの契約価格が反落 |
日本勢の先週の契約分は約708ドルに |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況) 【関連企業・団体】:なし |
わが国の石油化学大手の調べによると、ナフサの国際スポット価格が先週に入って各地で下降してきた。 日本の商社や石油化学企業ならびに石油企業等が先週中に国際スポット市場で契約した週平均のC&F価格はトン当たり708ドル強で、前の週の平均をおよそ2.5%下回っている。5週続いた連続上昇に歯止めがかかった。 北西欧のCIF価格の先週の平均は同660ドル半ばで、前の週の平均に比べると4.5%安となっている。 いずれも原油のスポット価格の軟化に引っ張られてのものと見られる。ただし、下げ幅は油種によって微妙に異なる。このため、商社や石油化学企業の多くは、今後のナフサ価格がどういったかたちで推移するかはもうしばらく様子を眺めなければ何とも言えないとしている。 |