2007年06月06日 |
三菱化学、佛山市に自動車向けPPコンパウンド工場新設 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:日本ポリプロ、三菱化学 |
三菱化学は6日、中国の自動車用ポリプロピレン(PP)コンパウンドの製造・販売合弁会社、北京聚菱燕塑料有限公司(JLY)の華南地区における供給拠点を広東省佛山市に建設することを決めたと発表した。 三菱化学は1998年に中国・燕山石化、豊田通商の両社と合弁でJLYを設立し、主に華北地区に展開する日系自動車メーカー向けにPPコンパウンドを供給してきた。 しかしその後、広州を中心とした華南地区にも自動車メーカー各社が進出し、生産・販売台数が急増していることから、華南地区にも供給拠点を新設することにし、コンパウンド技術を持つ日本ポリプロ(チッソ石油化学との合弁会社)と連携して検討を進めてきた。 その結果、実績のある「聚菱燕」ブランドを使用できること、原料PPの調達に引き続き合弁パートナーである燕山石化の協力が得られることなどから、JLYの第2工場を華南地区に建設することにした。所要資金は約6億円、年産能力1万トンの新工場を今年8月に着工、完成は08年4月の予定。 【新工場の概要】 (1)名 称 北京聚菱燕佛山分公司 (2)所在地 中国広東省佛山市 三水工業区 (3)敷地面積 15,288 平方メートル (4)工場面積 6,500 平方メートル (5)生産能力 10,000トン/年 (6)投資額 6億円 (7)工事計画 ◇着工 :2007年8月 ◇運転開始 :2008年4月 【北京聚菱燕有限公司の概要】 (1)設 立 1998年10月 (2)所在地 中国北京市房山区 (3)出資比率 三菱化学 55%、中国石化集団北京燕山石油化工 40%、豊田通商5% (4)生産能力 18,000トン/年 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1181106566.pdf |