2007年06月06日
中外製薬、「Actemra」が関節リウマチに優れた効果
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬

 中外製薬は6日、ロシュが開発中の「Actemra(tocilizumab)」について、多国籍第3相臨床試験で主要評価項目が達成され、従来の疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)との併用投与群では、DMARDs のみの対照群に比べて多くの患者で投与開始24週目の症状に改善が認められたと発表した。
 
 症状は標準的なACR スコアを用いて評価された。本試験は、DMARDs で効果不十分な、活動性のある中等度から重症の関節リウマチ(RA)患者を対象として実施された。

 ロシュ医薬品事業CEO のウィリアム・バーンズ氏は、「TOWARD 試験の結果は、Actemra の有効性と安全性、およびIL-6 受容体抑制の価値を示すものだ。私たちは、この大規模な多国籍第3相臨床試験からさらなる結果が得られることを期待している」と語った。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1181117206.pdf