2007年06月07日 |
プライムポリマーも値上げ表明 |
7月1日出荷分からキロ16〜18円引き上げ |
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:プライムポリマー |
プライムポリマーは7日、ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)の国内販売価格を7月1日出荷分から1キログラム当たり16〜18円の幅で値上げすると発表した。 対象となるのはPPの全ての品種と、HDPE(高密度ポリエチレン)、L-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)、LDPE(低密度ポリエチレン)のポリエチレン3品種の全グレード。 今回の値上げは、同14円以上を目指した5月の値上げに続く今年2度目のもの。5月の値上げによって同社のポリオレフィンの販売価格は、国産ナフサ1キロリットル当たり55,000〜56,000円に見合うレベルに改められている。 これを今回さらに16〜18円引き上げることにしたのは、7〜9月期の国産ナフサ価格が同64,000円程度に引き上げられることが避けられなくなったと判断したため。現在の樹脂価格がナフサ1キロリットル当たり56,000円体系になっている場合は1キログラム16円、そしてナフサが同55,000円見合いのレベルにあるケースについては同18円、それぞれ引き上げることにしている。 同社では、最近のナフサの国際価格の続騰によって、原料エチレンとプロピレンだけでなく燃料や副資材・副原料さらには各種用役費にいたるまでの全てのコストが一層大きく引き上げられるのが確実となってきたので、再修正に踏み切らざるを得なくなったt説明している。 なお、同社ではかねからナフサ価格の変動に樹脂価格を連動させるいわゆる“ナフサスライド”制の普及に取り組んでいて、現在の浸透率はPPで80%弱、PEで約60%となっている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1181196003.tif |