2007年06月11日 |
日本ゼオン・帝人化成合弁のRIMTEC 「R-PENTAM」を本格販売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:帝人化成、日本ゼオン |
日本ゼオンは11日、帝人化成と合弁で2003年に設立した「RIMTEC」社が、ジシクロペンタジエン(DCPD)を主原料とした配合液を、RIM(反応射出成型)方式で成型した「R-PENTAM」を上市したと発表した。 この配合液は、ポリオレフィン系の樹脂原料だが、他の熱可塑性樹脂に比べて剛性、耐熱性、耐薬品性に優れ、またRIM成形法は、極めて短時間に大型の成型物や複雑な形状をした成型物が得られる特徴がある。 このため大型トラック・トラクターなどのボディーパーツ、住宅の浴槽回りの複雑形状のプラスチックパーツなどの成形に適している。特徴は次の通り。 (1) PENTAMに無機系天然フィラーを添加することにより、剛性、耐熱性と加飾性との両立を可能とした。 (2) アクリル系の人工大理石のような加飾材料を、化学反応により接着させることができるため接着剤を必要とせず、工程が簡素化・合理化できる。 RIMTEC社は今後、住宅設備など加飾性と剛性が求められる分野への展開に力を入れ、2010年度には約10億円の売上げを目指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1181544297.pdf |